高血圧の基準値は1987年は180だったものが、1997年には160、2004年には140、2017年には135と下がっています。本当に血圧135は高血圧なのでしょうか
・高血圧
厚生労働省のe-ヘルスネットによると「日本人の高血圧の最大の原因は、食塩のとりすぎです。若年・中年の男性では、肥満が原因の高血圧も増えています。飲酒、運動不足も高血圧の原因です。高血圧は喫煙と並んで、日本人にとって最大の生活習慣病リスク要因です。」と書かれていますが、症状についてや、なぜそれが原因でなるのかのメカニズムが書いてありません。
注)ここに書かれている食塩とは塩化ナトリウム99.5%以上の精製塩のことであり、天然の塩とは異なります。
・高血圧の症状
そもそも高血圧の症状って何なんでしょう?
ネットで検索をすると、多くが「自覚症状がない」と書かれてあり、厚生労働省のHPにも高血圧治療ガイドラインにもはっきりとした症状については書かれていません。読み込んでいくと、自覚症状はないが、放っておくと脳卒中や腎不全などのリスクが高まるとのことのようです。
・薬(降圧剤)について
降圧剤の種類は、ACE阻害薬、ARB、Ca拮抗薬、利尿剤、β遮断薬、α遮断薬とあり、それぞれ特徴があります。
・ACE阻害薬 血圧を上昇させるホルモンの産生を抑止する
・ARB 血圧を上昇させるホルモンが受容体と結合することを抑える
・Ca拮抗薬 血管収縮を防いで血管を拡張を促す
・利尿剤 腎臓に作用してナトリウムと水分の排泄を促す
・β遮断薬 心臓の筋肉に作用して心拍数を減少させたり、心臓の収縮を調整したりする
・α遮断薬 交感神経の働きを遮断することにより血管を拡張する
降圧剤で一番処方されているアムロジピンはCa拮抗薬です。降圧剤の中でもCa拮抗薬は、血圧を下げる効果が確実であり安全性も高いと言われています。
では、そのアムロジピンについてPMDAのHP(⇦クリックするとHPの検索画面が開きます)で検索してみましょう。
1.一般名・販売名(医薬品の名称)の下に「アムロジピン」と入力する。
2.上の検索ボタンを押す。
アムロジピンに限らず、服用している薬名を入力すると、その薬で検索することができます。
検索後の画面です。
いろいろなメーカーのアムロジピンが出てきます。
一番上の沢井製薬のアジルサルタン・アムロジピンベジル酸塩基配合剤を例にとって見てみます。
右にスクロールすると、添付文書や患者向医薬品ガイドがダウンロードできます。
注意が必要な人について、患者向けと添付文書を比較してみましょう。
・患者向医薬品ガイド
・添付文書
患者向けは簡単に書かれていますが、添付文書にはなぜ注意が必要なのかの説明があります。
また、妊婦や高齢者については患者向けには載っていません。高齢者のところを切り抜きました。
高齢者は注意が必要ですね。
また、高血圧治療ガイドラインの53ページによると、「降圧目標の下限については、これを目標とした臨床研究は行われておらず」と書いてあり、その続きを読むと、高齢者は130mmHg未満に降圧されると、決して安全ではないことがわかります。
高血圧治療ガイドラインP53より
高血圧の症状として放っておくと脳卒中や腎不全のリスクが高まると書きましたが、降圧することでも高まるようですね。
腎不全の死亡者数をグラフ化しました。
グラフを見ると、高血圧の基準が135となった2017年から増えているのが分かります。基準が下がり、降圧剤の処方が増えているのに死亡者が増えるのはおかしいと思いませんか?腎不全は高血圧を放っておいたために起こるのではなく、降圧剤で下げ過ぎたために起きているのではないでしょうか。
注意が必要な人を例に挙げましたが、副作用や飲み合わせが悪い薬についても、患者向けより添付文書の方が詳しく載っています。リスクを知るためには、添付文書をダウンロードすることをお勧めします。
・降圧剤って本当に必要ですか?
一番安全性が高いと言われているCa拮抗薬にもリスクがありました。
その他の降圧剤も体で起こる自然な活動を阻害して血圧を下げるものばかりです。リスクを冒してまで服用する必要があるのでしょうか?
血圧は薬を服用していなくても常に一定ではありません。
高い時もあれば低い時もあります。年齢や体格によっても血圧の適性値は違うし、平均的に高くても病的な症状が出なければ、それはその人にとっての適正値なのではないでしょうか。
年を重ねればそれだけ血の中に老廃物がたまり、それを流すのに血圧が上がるのは当たり前です。症状が出ていないのに無理に血圧を下げると老廃物が流れなくなり危険は増すのではないですか?気になるのであれば薬で血圧を下げるのではなく、老廃物を排出するような生活習慣に変えていくほうがいいのではないでしょうか。
・降圧剤を使わない改善法は?
厚生労働省だけでなく、どのサイトを見ても高血圧の原因は食塩の摂りすぎと書かれています。
冒頭でも書いたように、この食塩は精製塩(塩化ナトリウム99.5%以上のもの)であり、天然の塩とは異なります。精製塩は体に必要な要素がなくなっており、体にとって毒でしかありません。摂りすぎることで高血圧だけでなくいろんな病気を引き起こします。
一方、天然の塩は体に必要なマグネシウムなどのミネラルを含んでいます。塩は野菜や魚にかけると余分な水分が出ていくように、人間の体の中にある余分な水分も老廃物と一緒に排出してくれます。涙や汗を舐めてみるとしょっぱいですよね?これは体の中の老廃物を塩と一緒に排出しているからではないでしょうか。
人間に必要なのは天然の塩と水です。
同じ塩と言う文字を使っているので、天然の塩まで減らすべきと思われていますが、寧ろ積極的に摂ることで老廃物を排出し、血の流れがよくなって免疫力も上がるのではないでしょうか。
血圧を無理に下げなくても、免疫力を上げることで健康になれます。
降圧剤、本当に必要かどうか考えてみませんか。
東京PayForward会